【トリプルスカイバトル】放電トリオwithメガギャラドス【同率3位構築】
こんにちは、今回は初めてトリプルバトルの大会に出場したのでその記録です。
主催のリユルンさんのよる大会記事はこちら。
すでに振り返り記事も出ているのでこちらもどうぞ。
簡単に言えば、飛行タイプまたは特性浮遊のポケモンのうち、
地面に足をついていないポケモンだけが参加できるというルールです。
今回だけの特別ルールは、
詳細なルールは記事を参照してください。
以下常態。
環境事前考察
長いので面倒な方は飛ばしてください。
このルールの特徴を列挙すると
・猫騙しがない
・飛行タイプが多い
・全体的に素早い
・重力身代わり波乗りやほとんどの地面技が禁止
・追い風を覚えるポケモンが多い
といった感じ。
それを元に考察すると、
まず、飛行に強い岩、電気、氷タイプの技は誰が考えても強そうであり、
これらの技が一貫するパーティーでは勝ちにくいだろう。
全体技のいわなだれが多いことを考えると1体だけ半減しても微妙。
つまりほとんどのパーティーに威嚇枠と岩雪崩枠が採用されそう。
岩雪崩の怯み効果も考えると、
テッカニンに次ぐ2番目に高い素早さから一致岩雪崩を放てる
プテラが最も広く採用されると思われる。
このルールでワイガを使えるのは
その点でもプテラはトップメタであると考えてよいだろう。
他の岩雪崩使いとしては、
不一致だが高種族値かつ威嚇で相手のプテラに強めな霊獣ランドロス、
上を取れれば圧倒的高火力で相手を削れるアーケオス、
こちらも不一致だが威嚇に強いウォーグルが候補に挙がる。
火力が低いので怯み狙いのサポートのような使い方になりそう。
ラティオス、ラティアス、マスキッパ、エモンガ、シビルドン系統、
サザンドラ、ランドロス、霊獣ボルトロス、メガチルタリス、霊火草氷ロトム
で半減以下に抑えることができる。
岩氷と比べるとそこまで受けにくいということはない。
基本的に電気技は単体打点であるため、
これらのポケモンのうち2体程度をパーティーに採用するべきだろう。
電気ポケモンは電気耐性を持つ上に相手の飛行ポケモンに強いため、
基本的に1~2匹は採用されていることが多いだろう。
水ロトムは電気半減ではないものの弱点が草しかなく、
草は飛行に弱く採用されにくいことを考えると非常に安定しそうだ。
ロトムは他のフォルムも優秀なためプテラほど多くはないと思うが、
水ロトムもトップメタの一角となるだろう。
他に強い電気タイプとしては弱点のないシビルドンがいる。
シビルドンはそこそこの火力と耐久を持っており、
一致技のほかに物理なら岩雪崩、特殊ならめざ氷を採用できる。
また、この環境では素早さが遅くほんのりとトリル耐性がつく。
エースとまではいかないがいぶし銀の活躍をしそうなポケモンだ。
準伝枠を消費してしまうが、サンダーとボルトロスも見逃せない。
サンダーは高耐久で不一致弱点では沈まない安定感がある。
霊獣ボルトロスも非メガ枠としてはこのルール1位の特攻を持ち、
相手の電気にも耐性を持っている強力なポケモンだ。
化身ボルトロスはヤミカラス不在のこのルールで貴重な悪戯心持ちで、
スカーフプテラさえ機能停止にする電磁波やギミック阻止の挑発が使える。
自分のプテラに対して威張る芸当ができるのも強そうだ。
今回は過去作産の制限がないので、特性負けん気個体も使用可能だ。
物理型は技が少ないが、威嚇が多いことを考えるとまあ強そうに感じる。
氷技は、フリージオ、メガギャラドス、水氷火ロトムで受けられる。
ただ、一致氷打点を持つのはフリーザー、フリージオ、氷ロトムのみだ。
スタン気味のパーティーで採用されやすいのはフリージオだろうか。
ただ、フリージオは物理耐久が不安なので、
多くのパーティーは氷タイプを採用せず、
不一致の氷技で氷打点を確保するのではないかと予想した。
ただ、霰を降らせることさえできれば吹雪は強力な範囲技と化す。
氷タイプ全採用の霰吹雪パは使う人がいるかもしれない。
(→いました)
その場合フリーザーも採用されるし結構強い気がする。
ここまで、岩、電気、氷打点について考察したが、
実は悪打点についても考察しておく必要がある。
トゲキッス系統、メガギャラドス、メガチルタリスの6匹のみである。
このルールは浮遊持ちが参加できるためエスパータイプも多い。
特に岩電気氷が等倍で安定感のあるクレセリアがトップメタになると思われ、
クレセリアだけなら毒々や一撃必殺で対策することもできるが、
エスパーに強い悪技の採用はほぼ必須ではないかと考えている。
ゴーストでもいいと考えるかもしれないが、
飛行ノーマル複合の多さからゴースト技はあまり安定しない。
そもそもゴーストタイプは、
ムウマ系統とフワライド系統とゴース、ゴーストしかおらずやや物足りない。
同様に虫タイプも技の通りが悪く、使い手もぱっとしない。
話は戻るが、一致悪技と悪耐性を両立できるサザンドラはそれなりに多いだろう。
特に、エスパータイプが2匹以上いるパーティーには採用されやすいと思う。
メガ枠が余っていればメガギャラドスも候補になるだろう。
ドンカラスは弱くないがメインウェポンが不意打ちなのでクレセ対策には向かない。
これらを総合して、環境は次のようになると予想した。
大会開始前の事前予想なので実際の使用率とは異なる。
一般ポケモン枠
SS
S
A
B
C
プテラは文句なしの最高ランク。他のワイガ枠は性能が足りない。
ファイアローは飛行技を半減されやすいものの、
などを評価して最低でもAランクはあると判断。
氷ロトムは吹雪の命中不安、フリージオは物理耐久がネックでBランク。
トゲキッスは相手のサザンドラを完封し得るため相対的に評価アップ。
エアームドは最も優秀なフェイント枠としてこの位置。
岩雪崩に耐性がありチルタリスに強い点も評価した。
シビルドンは弱点なしで技が豊富なのでこのルール向きのポケモン。
→予想はまあまあ当たっていた。
S
A
B
C
D
メガ枠はメガチルタリスが一番強いと感じた。
鋼タイプはエアームドのみ、
毒タイプはクロバット系統とマタドガス系統とゴースゴーストのみ、
炎タイプは火ロトム以外軒並み岩4倍で動きにくいため、
フェアリー技の通りがかなりいいと思われる。
次点はメガギャラドス。
トリプルではほとんど見かけないポケモンだが、
ルール上弱点の草、虫、格闘技を被弾する確率が極端に少なく、
フェアリータイプも少ないのでタイプ変更がむしろプラスにはたらく。
先述の通りエスパー対策もできるため予想以上に強いポケモンである。
ただ、一番の欠点はトップメタのメガチルタリスに弱いこと。
ついでに型破りがほぼ死に特性になっていることも残念ポイント。
一応、氷の牙を採用すれば岩氷を両方半減できるポケモンはいない。
ただし、スカーフプテラには抜かれてしまうこと、
ミラー時は一度守る必要があること、
硬い爪があまり使えないことが気になる。
おまけに火力がそこまで高くないので威嚇にも弱め。
他のメガ枠が微妙と感じた人が消極的に採用しそう。
B以下は数人使うと思われるが、明確な弱点があるかパワーが足りない。
メガボーマンダは言うまでもなく氷4倍が厳しい。
使うならいっそ生意気HD特化両刀型とかになるまである。
メガリザードンYはもちろん岩4倍が厳しい。
ただ、岩技は基本威嚇でなんとかなると思うので、
シンプルに晴れ熱風放射のエースとして使うのがよさそう。
ただ、ワイガ避けのエッジ持ちが多い気がしたのでこの位置。
トロピウスはさすがにうーん。
メガリザードンXはタイプは強いが、いい使い方が思いつかなかった。
大会で使ってる人がいたならどんな個体なのか教えてほしい。
メガラティアスはギミックパでワンチャン使われるくらい。
メガピジョットはDにしようとしていたが、
オウム返し必中吹雪が使えることに気づいて1つ上げた。
メガラティオスはさすがに眼鏡や珠でいい。
→チルタリス上位予想は合っていたが、
チルタリスとプテラしかいなかった(メガチルタリスのKPは6/16)。
ギャラはKP3だったがメガギャラは自分だけっぽい?
準伝枠
(準伝枠は個人の所持状況や入手難易度の問題があるため、
ランク通りの使用率にはならない前提でランク付けした)
S
A
B
C
その他
最高ランクは安定感抜群のクレセリア。
自身は冷凍ビームで打点を持ちつつ、
圧倒的耐久で居座り続けることができる。
相手の追い風に対してトリルで返せるのがシンプルに強い。
トリルを覚える一般ポケモンはそこそこいるが、
ある程度安定して起動できるのはネンドールとムウマくらいであり、
準伝枠を割いてトリルを採用した方が間違いないだろう。
次点は威嚇枠を兼ねて岩雪崩ができる霊獣ランドロス。
ただ、やはり氷4倍が痛くプテラ対策のスカーフ枠も怖いので、
H振りチョッキ程度の耐久がないと安定しないと思われる。
氷相手には爆発してしまうのも一考。
前の項で説明しているため省略する。
ラティオスは単純に竜技が受けにくいので使いやすそうだが、
メガチルタリスに一方的にやられるのが厳しい。
あまり耐久もなくプテラにも抜かれているので、
1~2匹倒して自分もやられるくらいの思い切った使い方になりそう。
ラティアスは単純に型が多いので読みにくいが、
クレセリアに比べると汎用性が低い。
とかも考えたがさすがにちょっとネタ寄りになってしまう。
エムリットは吹雪、冷ビ、10万、トリルを覚えるので
考察段階で高評価をつけている人が多く感じたが、
電気技があるとしても結局クレセリアと役割が被る。
準伝1体制限がなければ強かったと思うが、
クレセリアを差し置いて採用するほどではないと感じた。
その他について、
霊獣トルネロスは最速の王者投げつける使い。
アグノムは次に速い投げつける使いで、壁張りや爆発もできる。
→クレセリア上位は当たっていたがほぼクレセリアしかいなかった(7/16)。
2位の霊獣ランドはまさかのKP2で他の準伝は全てKP1らしい。
マジか……。
構築完成の経緯
さて、長々と考察したが自分はなにを使えばいいだろうか。
まず前提として自分はプレイングに自信がないので、
なるべくテンプレミラーっぽい試合は避けたい。
つまり、できるだけ相手の考察外のパーティーにしたいと思った。
そしてもう一つ、
同速プテラの岩雪崩が飛び交うこの世界で「運ゲーは避けられない」
という揺るがぬ事実があり、どうせ運要素が絡むなら
むしろ積極的に運ゲーを仕掛けた方がいいと思った。
ただし、それはヤケクソの運ゲーではダメで、
できるだけ理にかなったストレスフルな運ゲーを仕掛けたかった。
そこで行き着いた技が、✞ほうでん✞である。
吹雪や岩雪崩と違うのはまず命中が100%であること。
そして追加効果が後攻でも発動して(岩雪崩との違い)、
かつ30%と高確率であること(吹雪との違い)だ。
ただ、ご存知の通り放電は味方にも当たってしまう。
それを回避するためにパーティーが地面や電気に寄ってしまうと、
いろんな技が一貫して脆いパーティーになってしまう。
また、電気技自体の通りもあまり良くないことが多い。
そのため、普通のルールでは使いにくくあまり見かけない技だ。
しかし、スカイバトルではどうだろうか。
電気タイプは実質弱点なしなので複数体採用しやすい。
相手には電気が通りやすく受け出しも難しい。
また、もう一つ大きな特徴として
電気耐性を持つポケモンは多くがめざ氷で役割破壊できる。
実際、5,6世代シングルで飛行統一を使っていた時も、
めざ氷持ちの高速電気枠にはかなり手を焼いていた。
実際、電気氷を両方半減できるポケモンは氷ロトムと火ロトムしかいない。
ということで、相手に麻痺の恐怖を植え付けながら、
効率的に相手を削っていく放電軸のパーティーを作ることにした。
まずは、味方の放電で回復できて自身も放電を使える
霊獣ボルトロスを採用した。
続いて、放電が使えて味方の放電が半減で麻痺もしない
シビルドンを採用。
同様にロトムを採用することも確定したが、
フォルムにめちゃくちゃ悩んだ。
さすがに草技の使いどころが少なすぎるだろう。
水ロトムは一番強いが電気が等倍になってしまう。
とりあえず一旦保留にした。
次に、電気無効でフェイントが使える枠として、
で悩んでいた。
ただ、どちらも氷4倍が痛いためヤチェの実が欲しい。
この環境には緊張感プテラが多いので半減実は信用できない。
この問題を解決する神ポケモンがいた。
グライガーである。
後述するがグライガーは氷技でも簡単には死なない。
さらに、(これはグライオンも同じだが)ハサミギロチンを覚え、
クレセリアにやや強く放置もされにくいという利点がある。
放電麻痺が引けなかったらギロチンが当たるみたいなオカルトもあるかも。
メガ枠は、はじめ電気半減の
を採用する予定だった。
しかし、ラムを持てないメガ枠は味方の放電で麻痺するので、
結局放電使用時は守る必要があり耐性は関係なかった。
また、今のところクレセリア対策がギロチンしかなく、
さすがにダメではということで
メガギャラドスを採用した。
威嚇でほんのりと岩雪崩に耐性が付く上に
初手中央ギャラから電気受けに引いて、
威嚇を温存しつつ両サイドで放電することができる。
ギャラの弱みである電気弱点は取り巻きで受けやすい。
氷半減枠、悪半減枠としても使えるのでこの構築にはぴったりだ。
最後の枠はいろいろと考えたが結局
プテラにした。
さすがにワイドガード枠はどうしても切れず、
他の面でもあまりに優秀なので採用しない理由がなかった。
この構築では一応ワイガしながら放電することもできる。
放電麻痺が蓄積していればまひるみも狙えるので、
基本的には初手に出さずスイーパーとして使う。
相手目線ではギャラとどちらがメガ枠かわかりにくくもなる。
ここまでの並びを見て明らかな欠点がある。
メガチルタリスがぶっ刺さっていることである。
少しでもチルタリスのハイボ耐性をつけるため、
フォルム未定ロトムには光の壁を採用したくなった。
追い風展開やワイガを牽制するための横取りも欲しい。
そうすると自然とロトムの技は
放電、めざ氷、光の壁、横取りとなる。
これではフォルム固有技のスペースがないじゃないか!
ん?そういえば電気半減でめざ氷が1.5倍になるフォルムがあるな?
吹雪切りフロストロトムを採用した。
パーティー完成!
鳥使いを名乗りたいのに鳥が一匹もいないじゃないか……
というか飛行使いというより電気使いだな……
個別紹介
153( )-×( )-88( )-197(252)-101(4)-168(252)
ぽけっとふぁんくしょん!
NN:ボ
大学生の時に3か月くらいかけて厳選しためざ氷個体。
理想よりもHPが1、防御が2低い。
紛失したサブロム産なので雑NNが変更できなかった()。
放電マシーンその1。
ロトムには壁が欲しかったこと、プテラの上を取れる駒が欲しいこと、
命懸けスカーフムクホークがどうしようもないことなどから
眼鏡ではなくスカーフを持たせることになった。
4枠目は当初ヘドロ爆弾の予定だったが、
詰め盤面で対角まで飛ばせてエスパーに刺さる悪の波動に変更した。
実際にけっこう選択したので正解だった。
耐久はあまり高くないので準伝枠なのに出オチしがちだった。
ロトム氷@オボンのみ(ふゆう・ひかえめ)
157(252)-×( )-127( )-172(252)-128(4)-106( )
ほうでん/めざめるパワー氷/よこどり/ひかりのかべ
ぽけっとふぁんくしょん!
191(164)-227(252)-130(4)-×( )-155(36)-108(52)
ぽけっとふぁんくしょん!
大会レポート
トレーナーカードジェネレーター様
ひこちゃんず!様
ぽけっとふぁんくしょん!様