鳩の書簡

ポケモン関連のことを気が向いたら書きます。更新頻度は低いです。

【怪文書】トリプル村の桃太郎

むかしむかし、あるところに、金婚式のおじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんはおくりび山へカゲボウズ狩りに、おばあさんは川へヒンバス釣りに行きました。
おばあさんが川でヒンバス釣りをしていると、ドンブラコ、ドンブラコと、大きなモモンのみが流れてきました。
「おや、これはいい毒ガス対策になるわ」
おばあさんは大きなモモンのみをひろいあげて、家に持ち帰りました。
そして、おじいさんとおばあさんがモモンのみを食べようと切ってみると、なんと中から元気の良い男の赤ちゃんが飛び出してきました。
「これはきっと、神さまがくださったにちがいない」
子どものいなかったおじいさんとおばあさんは、大喜びです。
ドンブラコと流れてきた男の子を、おじいさんとおばあさんはドンタと名付けました。
ドンタはスクスク育って、やがて強いベテラントレーナーになりました。

そしてある日、ドンタが言いました。
「オレ、トリプルフリーへ行って、わるいゲーチスたちを退治します」
おばあさんにひかりのこなを作ってもらい、おともとしてチャーレムハリテヤマを借りると、トリプルフリーへ出かけました。
旅の途中で、ドーブルに出会いました。
「ドンタさん、どこへ行くのですか?」
「トリプルフリーへ、ゲーチス退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたひかりのこなを1つ下さいな。おともしますよ」
ドーブルはひかりのこなをもらい、ドンタのおともになりました。
そして、こんどはムーランドに出会いました。
「ドンタさん、どこへ行くのですか?」
「トリプルフリーへ、ゲーチス退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたひかりのこなを1つ下さいな。おともしますよ」
そして、こんどはオコリザルに出会いました。
「ドンタさん、どこへ行くのですか?」
「トリプルフリーへ、ゲーチス退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたひかりのこなを1つ下さいな。おともしますよ」
そして、こんどはケンホロウに出会いました。
「ドンタさん、どこへ行くのですか?」
「トリプルフリーへ、ゲーチス退治に行くんだ」
「それでは、お腰に付けたひかりのこなを1つ下さいな。おともしますよ」
こうして、イヌ、イヌ、サル、キジの仲間を手に入れたドンタは、ついにトリプルフリーへやってきました。

トリプルフリーでは、ゲーチスたちがトレーナーからぬすんだポケモンをならべて、トリプルバトルの真っ最中です。
「みんな、ぬかるなよ。それ、かかれ!」
ムーランドは相手を威嚇し、チャーレムハリテヤマは相手に殴りかかり、ドーブルは相手を眠らせ、ケンホロウは味方のオコリザルの急所を切りつけました。
突然の仲間割れに怒ったオコリザル地震を発生させて大あばれです。
とうとうゲーチスたちが、
「…ふはは! バカな! ワタクシが負けるなどありえない! あ っ て い い は ず が な い の で す!!」
と、手をつきながら言いました。
「ダンディで 出来てる この オレに 見とれちまうのは 仕方ねえことさ」
ドンタとオコリザルケンホロウは、ゲーチスから取り上げたBPをくるまにつんで、元気よく家に帰りました。
おじいさんとおばあさんは、ドンタの撮ったバトルビデオを見て大喜びです。
そして三人は、持ち帰ったBPのおかげでしあわせにくらしましたとさ。

おしまい














なんだこれ!




面倒だったので元ネタや用語の解説はありません。

原文
http://hukumusume.com/douwa/pc/jap/08/01.htm