どうも、DOVEです。
この度ドラフトトリプル大会に参加してきました。
詳細はリンク先で確認してください。
ピック時に重要なポイントは
・最終的に参加者が12人→結構強いポケモンで固められる
・6匹ピッタリの指名→妨害指名やメガ枠2匹などは難しい
・大会中のパーティー変更禁止→全ての相手を想定する必要あり
・1,2巡目は同時指名→被り回避をするかどうかの択が発生
・3巡目以降は順番に指名→程度狙い通りに取りやすい
事前考察
まずは1巡目指名を決めるところから開始。
ここで被りを気にするかどうかについてだが、
1巡目で取られる可能性があると思ったポケモンは以下の通り
なんとこの時点で15匹もおり、参加者数を超えている。
つまり、被りまくって最後まで残ってしまっても、
この中の余り4匹から自由に選ぶことができるということになる。
つまり何が言いたいかというと被りを意識する必要は全くなく、
強気に一番欲しいポケモンを宣言するべきだということだ。
そこで、自分はボーマンダを指名することに決めた。
指名理由は以下の通り
・単純に使い慣れている
・物理特殊どちらでも使える
・威嚇枠とメガ枠を同時に満たす
・使いやすい範囲アタッカーになり得る
・バンドリマンダの完成を阻止できる
・あわよくば自分がバンドリマンダを組める
相手に取られてしまったポケモンは使えなくなるので、
特定のパーティーを狙って作り上げるのは難しい
ボーマンダはその汎用性の高さから路線変更が苦でなく
天候パでもスタンでも実績があるポケモンなので、
氷4倍を重ねたりしない限り構築としてまとめやすいと思った。
ボーマンダが被って抽選負けしたときは
辺りを指名できればうれしい。
全て取られていても最低限軸になるポケモンは選べる。
バンギラスはマンダ被りで負けた想定の場合
バンドリマンダ完成を阻止できるので第二候補だが、
メガ枠にもなれて便利なので誰かしらは取ると考えるのが自然。
強い鋼枠がほぼドランガルドくらいに絞られることから第三候補。
サーナイトは多そうなトリパとハイボを封印できるのが強そうなので次点。
あと、6枠目に相棒のネイティオを本気で指名するつもりだった。
ここ伏線。
ピック詳細
1巡目
予定通りボーマンダを指名。
エミールさんと被ったが、抽選勝ち。
無事に第一候補を確保することができた。
他はサーナイトが2人で被っただけで、
残る8人は単独指名となった。
2巡目
ここで何かがおかしいことに気付く。
が1巡目指名されているではないか。
ん?初めの1巡目候補15匹のうち7匹も残っているんだが…
ちなみにその7匹は
ただ自分のパーティーと照らし合わせると…
テラキオン→エルテラマンダは相性微妙では?
霊獣ランドロス→氷4倍と威嚇が被る
ファイアロー→強いけど飛行枠としては被る
ニョロトノ→雨マンダはありだけど競合怖い
うーん、せっかく強そうなポケモンが残っているのに相性が微妙だ。
鋼枠としてキリキザンを指名することにした。
単純によくマンダと組んでいるのを見かける気がするし、
相手はキザンを使えないので、マンダの威嚇で負けん気を発動させることがなくなる。
結果は単独指名で獲得できた。
ただキザンはフェアリーが等倍なのでこの後が少し難しい。
後から考えると、1巡目は一般ポケモンを指名して
2巡目以降で相性のいい余ったメガ枠を指名した方が戦略としてはよかった気がする。
多分だけど1巡目ヒードランが正解だった。
抽選負けたら取る予定だったので負けた方が良かった説濃厚。
3巡目
ここから順番指名となる。
まだ結構強いポケモンが残っているので、
できるだけ早い順番を引きたいところだが…
順番は12人中10番。
うーん、3,4巡目はほぼ順番に取れるとはいえ、
早い方がよかった。
ここで自分が第一候補と考えていたのはコジョンド。
猫ワイガが現状ないのでそれを補いつつ、
相手の猫騙しにも強いのがいいと思った。
ただ、うどんさんに先にコジョンドを取られてしまった。
猫ワイガが欲しいだけならバリヤードやサワムラーがいるっちゃいる。
ただ、正直あまり信用できないと思い路線変更を決意。
ピッピを獲得した。
これで一番懸念していた氷技でボーマンダ出オチはしにくくなったのでは?
また、エルテラの完成が見えていたのでそこの対策としても優秀だと思った。
さらに言うとトリパっぽい人が最低4人見えており、
ピッピを取らせたくなかったというのもある。
また、この時点で6枠目ネイティオを考えると
残りキュウチェリネイティオはいくらなんでも弱すぎるので、
キュウチェリの線は完全になくなった。
ちなみにチェリムをやめたもう一つの理由として
直前にクソみたいな使い方をしてしまったというのもある。
4巡目
ここはかなり長考してしまった。
ここまでの並びは強そうだが、
猫ワイガがなく誰もフェアリーを半減できない。
ただ、残っている猫騙し枠を見ると全体的に耐久が低く、
キリキザンに襷を回したいという考えと相反してしまう。
とりあえず、フェアリーが半減できて
マンダで重い鋼タイプにも抵抗できそうな
ヒートロトムを獲得した。
ロトムのいいところは
・特殊技が多そうなところに光の壁を刺せる
・横取りが使える
・範囲技不足を補う地震持ちを採用しやすくなる
といった感じ。
タイプバランスはかなり良くなったし、
傍聴席からもなるほどとかいいセンスとか言われて得意気だったが、
後から考えるとこのピックは恐らく微妙だった。
5巡目
この時点で猫騙しかワイガのどちらかは切るのがほぼ確定した。
(まだ6枠目にネイティオを取ろうとしている)
先述の通り欲しい猫騙し枠が思いつかなかったので、
耐久も火力もそこそこあるラグラージを獲得した。
現状で重いあかねびさんの砂パに対してかなり強いのも良い。
あと、単純にラグマンダの並びが好相性なのも評価した。
なども候補としては考えていた。
6巡目
よし、ネイティオを指名しよう!
と思っていたのだが、気づいてしまった。
誰もクレセリアを指名していないのである!
そんなバカな?
いや何度見ても余っている…
ネイティオ選ぶくらいなら取るしかないじゃん…
しかも、6枠目カモネギ取りますと言っていたあちゅさんは
自分より先の番で悠々とトリトドンを取っているし、
デデンネ獲得を期待されていた麹屋さんは
指名番はまだだがどう見てもデデンネを取りそうにない。
おまけにここでスルーすると、
エミールさんがクレセドランを揃えてしまう可能性もある。
(ラティアスを指名済みなのでその気はなかったかもしれない)
…クレセリアを指名した。
ごめんネイティオ!!!
こうしてドラフトパーティーが決定。
強そう!バランスいいし、種族値も高いし!
この時はそう思っていたんだが…
全員のパーティーはこんな感じでした。
構築紹介
202(252)-156(4)-135(0)-162(60)-124(108)-150(84)
ぽけっとふぁんくしょん!
とても普通の襷キザン。
あまり言うことはない。
対戦結果
1戦目
vs メカトルさん
とてもきつい!
トリラーが2匹いるので阻止がとても難しい。
普通に吹雪がこちらにぶっ刺さっている。
ユニランとシザリガーのせいでクレセのトリル返しが安定しない。
範囲技や先制技が少なくて、連続攻撃もゴーストタイプもないから、
ユニランのがむしゃらが全部素通りする。
しかもそのうえでダクホ警戒しないといけない。
もし自分がドーブル使う側だったら、
— DOVE (@dove_letter) April 30, 2022
みんなにダクホ対策させるだけさせて結局毎回猫騙しすると思う
ダクホは存在チラつかせるだけで強いからズルい
というかさらっと封印されたんだけどこれどうすんの…
まあ、守る切りまくってるからそこは変わらないけど、
トリル返せなくなったんですけど。
ユニランのがむしゃらが通る通る。
明らかにキザンの不意打ちを指で吸いに来たピクシーを見て
指で吸われることに気付かずおさきにどうぞを押す等、
明確なプレミもしてしまってもうめちゃくちゃ。
てか、なんで気付かなかったのか分からないけど、
中央クレセってマジックコートの構えなんだからダクホしてくる訳ないじゃん!!
ユニラン集中攻撃で1ターン目に落とせていたらかなりマシだったはず。
単純に下手くそすぎた。
2戦目
vs かれんさん
自分は別のパーティーのときフリーでマッチングしてた。
(降参しましょうかと聞いたけど問題ないと言われた)
その関係でルンパのタスキやナットのハチマキが割れていた。
ラグが全く通らないのでマンダを通しまくるしか勝ち筋がない。
BVを保存し損ねてしまったので内容があいまい。
初手対面
すいすい2枚から入ってきたのでこちらトリルからスタート。
マンダが猫で止まってトノ引きナットレイ。
手助けハイボで交代出しサナを削っていく。
ただ、次ターンサナへのお先捨て身が守られる。
さらに次サナ引き読みしたら普通に居座ってハイボされる。
トリル切れタイミングで追い風しながら羽で回復して粘る。
このまま行けば誰もマンダを倒せず勝ちの状況に持っていったが、
いつの間にかこちらが3体だけになっていまい、滅びの歌されて終了。
氷技を無駄に警戒していたのがよくなかった。
全体的に相手の守るタイミングが全て完璧だった。
滅びが頭から抜けてた訳ではないけど読み合いが弱かった。
3戦目
vs アマネさん
範囲フェアリー打点が2匹もいるぞ!辛い!
こっちは水にもそんなに強くないぞ!
初手対面
スカーフシャワーズの輪唱でチル輪唱が起動してキザンが出オチ。
うそーん。
とはいえ壁が貼れたのでラグ出してワイガ警戒させつつ攻撃へ。
ボルトの草結びでラグが出オチ。
うそー--ん。。。
シャワーズは引いてランドが着地したのでボルチェンすら不発。
仕方ないので、マンダを出してロトム部分にピッピを投げながら追い風。
ブルンがトリルしに来たので手助け捨て身でブルン処理。
相手が守るタイミングで羽休めも決まり立て直す。
ただこちらはアタッカーが2匹やられており完全にマンダ頼り。
守って時間を稼ぎながら追い風を切らされる。
こちら左端マンダと右端ロトムのみ。光の壁は貼り直せた。
相手残り4匹でマンダの対角のスカーフシャワーズが引けることを考えると
追い風なしで勝つのは難しいと判断して
ランドのエッジ外し期待の追い風をしたが当たって終了。
実際には濁流で拘ったシャワーズが引かなかったので、
ハイボでランドボルトを倒した方がよかった。
後から知るがシャワーズは水技ノーマル技しかないらしく
完全放置安定だったらしい。こちらが深読みしすぎた形になった。
裏にHP満タンのキッスがいて威嚇も貰ってたので、
ハイボしてても相当運が良くないと勝てなかったと思います。
4戦目
3戦で優勝者が決まったのでありませんでした。
え?つまり全敗で最下位ってコト!?
マンダキザンピッピクレセ使って0勝の奴おる???
大反省会
今回の敗因を挙げてみよう。
・猫騙し持ちをピックしなかった。
これはすごく大きい。
ケツワープさん、アマネさんだったのだが、
対戦結果に注目して欲しい。
DOVE :0勝
ケツワープさん:0勝
アマネさん:1勝(DOVEに対して)
なんと、
なのである。
こんなにきれいに結果が出るものか。
もちろん他の要素もあったのはわかるが、
明らかに猫騙しなしが不利に働いたことは間違いない。
(お2人方へ、勝手に結果出して申し訳ないです)
飛行統一やゲーチスを使っていたせいで、
猫なし構築でもいけるんじゃね?
と感覚が狂っていたのも良くなかった。
今後は猫騙し信者に転身します。
・パーティーのバランスに囚われすぎた
他の人の構築を見てみると、
明らかなトリパが4人、天候パが3人、叩きパが1人いる。
つまり3人中2人は明確な戦術があるパーティーを使っている。
実は自分はドラフトでこの手の構築を組みたくなかった。
理由はやることが見えすぎて対策されやすいと感じたから。
その結果、柔軟に対処できそうなバランスパーティーを意識したが、
これは多分間違いだった。
そもそも自分のような雑魚プレイヤーが優勝を目指すには
マッチング運の上振れは必須であり相性有利を引くしかない。
誰と当たっても柔軟に立ち回ろうという思考は
どのパーティーの対策も理解した強者のみに許されるものであって、
使い慣れた戦術を強引に通す動きの方が初心者向けだ。
そうすると不利マッチングは発生しやすいが割り切るべきだった。
構築段階で完全に受け身に回ってしまった結果、
自分のやりたいことを通す思考が弱くなり、
ちょっとしたミスから一気に崩されてしまった。
結局キュウチェリ取った方が良かった気がしてきた。
ドンタなりきりパで学んだはずだったのに…
・他の参加者のパーティーをよく見れていなかった
そもそも個人別の相性はどうなのか見てみる。
ケツワープさん:微有利
猫がおらずトリラーがドーミラーのみなので、
手助け叩きで飛ばして阻止可能だがタイプ相性が悪め。
メカトルさん:不利
先述の通り。
リッチまつりさん:不利
相手視点は威嚇2枚が出しにくそうだが、
こちらからマリルリに打点がなく簡単に太鼓される。
エミールさん:不利
ヒードランを大事にされるだけでかなり厳しい。
マンダ以外にはカメの潮吹きも一貫する。
麹屋さん:微有利
この指ワイガトリルがあるので叩きは止められそう。
マンダが遅いのでガルーラが暴れる可能性あり。
かれんさん:微不利
先述の通り。
あちゅさん:不利
バクーダはあまり刺さっていないものの、
フェイントハイボを通されるだけで壊滅する。
あかさびさん:微有利
カラマネロがあまり刺さっていないので、
威嚇を入れながらハイボを通せそう。
あかねびさん:五分
向こう視点ラグラージぶっ刺さりだが、
影踏みを絡めて処理されると厳しい。
アマネさん:微不利
先述の通り
うどんさん:有利
マンダピッピの並びがぶっ刺さり。
たまたまだけど唯一有利に見える。
過半数に不利取られてるんですけど…
ドラフトでは周りのパーティーに対して
有利なパーティーを組む必要があるのに、
自視点の構築の美しさのみを気にした結果
特に誰にも刺さってないようなパーティーになってしまった。
初めの2,3匹を見た段階で作りたいパーティーは
ある程度予想できるはずなので、
どんなパーティーがみんなに刺さるか
もっと考えなければいけなかった。
・運命の3巡目
3巡目ピッピ、多分ここが分かれ道だった。
ピッピを指名したときは傍聴席から強そうと言われたが、
確かに強そうではあるけど強くはなかった。
まずここでピッピを取るとギフトの線がなくなるので
キザンの持ち物はできれば襷という風になる。
ここに入れそうなのは先述のジュゴンかニャオニクスくらいだろう。
ただ、もちろん火力には期待できないので
ネイティオと合わせて火力のないポケモンが3体になってしまう。
ニャオに至ってはまだ見えないネイティオとタイプも被る。
これを嫌った結果ワイガだけでも取るという選択に至った。
もちろんキザンから襷を奪うという説もあるにはあるが、
この考えがブレない前提ならピッピを選んだ時点で
自分のピックは猫騙しなし構築に一直線だったことになる。
あと、ピッピは味方の耐久を高めるポケモンなので、
取るなら取るでもっと高火力アタッカーが欲しかった。
いっそヒヒダルマとか取っても良かったかもと思ってみたり。
まあ、火力重視すると結局猫ワイガどうする問題に戻るので、
多分ピッピ自体が不正解なんだろう。
では3巡目は誰が正解だったのか。
候補1:ブニャット
実はこいつのことが完全に頭から抜けていた。
ワイガこそ使えなくなってしまう可能性が高いが、
2匹目の負けん気採用で威嚇に屈しないキュウチェリが組める。
キュウチェリなら珠キザンを採用できるので襷問題も起こらない。
猫騙しは必須として、
挑発、不意打ち、石火、横取り、前歯、蜻蛉など技も豊富。
いっそ猫とっておき型でもよかったかもしれない。
この存在に気付けていればチェリムに流れていた気がする。
候補2:ムウマ
3巡目時点でトリパが多そうなことには気付けたはず。
猫騙し無効でトリル封印ができるムウマは多方に刺さったと思う。
最終的にトリパが増えなくても滅びという選択肢がある。
実はピッピを取った後で存在に気付いたのだが
輝石を奪い合うので指名することができなかった。
ムウマージは…ワンパンされそうだもんな…
候補3:パウワウ
ふざけてはいない、大真面目にピッピより強そう。
まず、特性で氷と炎が1/4なのでマンダキザンとかなり相性がいい。
そして欲しかった猫騙し枠を補いつつドリルのおかげで放置されない。
スタン方向で組む場合は冗談抜きでパウワウの方が
最終的に使いやすいパーティーにできたと本気で思っている。
・単純にプレイングやパーティー作りが下手
もうこればっかりはね…
精進します。
わかり切ったことだし、自分のプレイングの弱さを認めて
下手でもワンチャン勝てるパーティーを組むべきだった。
終わりに
なんだかネガティブ記事みたいになっちゃいましたね。
反省会記事を書くことで負けるべくして負けたと気付けました。
くよくよタイムは5秒で十分だけど、反省会は大事。
もちろん悔しかったですが、楽しかったのも事実です。
運営の秋桜さん、ルートさん、参加者のみなさん、
ピックや試合を見に来てくださったみなさん。
本当にありがとうございました。
反省を生かして他の大会で結果を残したいので、
今後ともよろしくお願いいたします。
余談
結局ピックされてないのにネイティオ
の印象が強い記事になってしまいました。
というか、誘惑に負けて推しをピックせず
準伝を選んだ結果全敗するのダサすぎるでしょ…
Special thanks
トレーナーカードジェネレーター様
ひこちゃんず!様
ぽけっとふぁんくしょん!様